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ツッキーのムーンナイトダイアリー_1学期編_
Tomocchi様より頂きました
「もしも赤峰月が日記を書いていたら」という内容です。 6月○日 今日は、朝から体調が優れなかった。いつも通り、朝稽古を始めようと思いつつも上手く竹刀が持てない。 ちょっと熱っぽいんだと話したら空が風邪薬を用意してくれた。やっぱり空は優しくて可愛い。 こんなに可愛い弟にご奉仕されて朝を迎えられる俺は、何て幸せ者なのだろう。幸せなう。 今日はこの時期にしては珍しく涼しくて、一日良い天気の様子。春がまた来たような日だ。 斜めの席に座っている森海は1~4時間目まで連続で居眠りしていた。よくあんなに 眠れるものだと逆に感心してしまいそうになる。昼休みになって寝違えてしまったようで曲がった首が 痛々しく何だか気の毒に思えたが、綾瀬がボキッという恐ろしい音で森海の首を捻っていた。 寝違えた首は治ったようだが、森海は真っ白になっていた。 放課後はいつも通り部活へ。今日も空の胴着姿は愛らしい。どうして空はこんなに可愛いのだろう。 一瞬抱きつきたい衝動に駆られたが、何だかやんわり断られてしまったので近い内にする事にした。 最近、空はスキンシップをしようとすると拒否する事が多くなった。これが反抗期なのか… 自立心が芽生えるのは良い事でもあるが、今はまだ受け入れられない。あんなに可愛かった空が…やめよう。 考えているだけで気分が…。今日の晩御飯はカレーだった。朝の事もあったので今日は早めに寝た。 5月○日 今日は母に頼まれて買い物へ行ってきた。「パエリア」というものを作るらしい。メモ通りの買い物を していると一ノ瀬と会った。最近、森海と仲睦まじそうに話しているのを何度か見かけた事がある。 いじめられている様な出来事もあったが、大丈夫だったのだろうか。 一ノ瀬も買い物の途中らしい。一緒に買い物をする事にした。普段はあまり行かないので、品物はどれを 買えばいいのか等も教えてもらった。一ノ瀬も料理をするそうだ、最近の男は料理も出来ないといけないのかもしれない。 二階のファーストフードへ行き、コーヒー片手に話をした。色々と森海の事を聞かれたので知りうる限りで答えていく。 どうやら森海との付き合い方に悩んでいるそうだ。割愛させてもらうが、何だかとても不安そうだったため 「森海は野暮な事は気にしない奴だ、だからもっと気楽に付き合えば良い」とアドバイスした。 こんな陳腐な回答で良いのかとも、答えた直後に少し恥ずかしくもなったが一ノ瀬は「有難うございます」と 笑ってくれた。とりあえずアドバイスになった様で嬉しい、友人の付き合い方はもっと自由で良いはずだ。 だから一ノ瀬にはもっと友達と接する事を楽しんでもらいたく思う。 帰って母が作ったパエリアは、海鮮ピラフのようなものだった。初めて食べたが、俺も空も好きな味だ。 5月×日 今日は自宅の道場で空と試合を行った。最近の空も段々と腕を上げている、最後の最後で面を取られそうに なり少し焦ったりもした。試合には勝ったが、若干内心は辛くも感じる。兄として、空の手本として 自分は空よりも上を行っていなければならない。それは誰かから言いつけられたものではないが、いざという 時に自分が空を守るためにも、一緒にいてやるためにも自分は空よりも大きな存在でなければならないのだ。 自分はずっと前からその事を考えて空と接してきた、自分の気持ちにより実直であるためにも。 少し馬鹿らしいだろうか、けれど空のためにも明日からはより稽古に勤しまなければ。 今日の晩御飯は、肉じゃがだった。空も手伝ったという。とても美味しい。 4月□日 今日は部活が無かった、何だか部活が無い日は落ち着かない。しかし空が行きたいというお店あるそうだったため 一緒に行く事にした。見た目は普通のカフェだったが、中に入るとホットケーキ専門店らしい。 「ここのパンケーキ美味しいんだってー」と空が楽しそうにしている、横顔が愛おしい。こんなに 可愛い空と二人きりでホットケーキを…今考えてもとてつもなく滾り尽す。そうこうしている内に空が頼んだ ホットケーキが二つ来た。チョコレートクリームとバナナが綺麗に盛り付けられたホットケーキ。 何だか洒落ている。とても甘いが、嫌いではない。空は嬉しそうに写真を撮ったりしていた。空も細身だが 甘い物が好きで、チョコレート菓子を摘んでいるのを時々見かける。最近の男はお菓子作りも出来た方が 良いのかもしれない。 「空、クリームついているぞ」ぺろっと舐めてとってやると、空に顔を真っ赤にして怒られた。 可愛い空、恥ずかしそうに下を俯きながらこんな所で云々と説教する空をホットケーキを食べながら ずっと見つめていた。何だか今日は良い一日だ。 今日の晩御飯は筑前煮と唐揚げ、母の十八番だ。食後に空の部屋で復習をした。今日は何だか眠れない。 意味もなく胸騒ぎしながらも、床へとついた。 6月△日 夏も盛りに入った頃、今日は学校のプール開きだ。森海や奥村は朝からとても楽しみな様子で、3時間目の 水泳を待ち望んでいた。学校のプールは綺麗で、煌々と照る日を浴びて水がざわざわと色めきながら 輝いている。奥村が、盛大に飛び込みをして腹打ちしそのまま沈んでいた。赤くなったお腹が何だか 痛々しい。空と俺と綾瀬は、100mの練習で森海と奥村は50mの練習に取り掛かる。綾瀬は水泳も 速く去年も学年上位の成績だという。負けてはいられない、空も綾瀬の記録塗り替えを狙っているようだ。 何事も修行あるのみ、今年こそ1位をとってみせよう。 午後の授業は何だか眠い。奥村は爆睡しており、綾瀬と空もすよすよとうたた寝気味だった。森海は 意外に眠っていなかったかと思うと、目を開けながら寝ていた。あの妙技はどうすれば習得できるのだろうか。 今度、森海に聞いてみよう。 今日の晩御飯はそうめん、そろそろ暑くなったのでとても嬉しい。空は疲れた様子で、すぐに眠ってしまった。 後々、密かに空のベッドに忍びこみ添い寝をしていたら10分でばれた。何故だ。 7月×日 今日は母が急な用事で早めに行ってしまったので、空と俺と二人でお弁当を作る事にした。空はとても楽しそう。 普段から晩御飯の手伝い等は二人でよくするのだが作るとなるとどうしても苦手になってしまう。作れないわけでは ないが簡単なものになってしまうのだ。今度料理の練習でもしてみようか。 既に空がメニューを考えてあるようで、アドバイス通りに一緒に作っていく。卵焼きや煮卵は俺が作り 唐揚げやご飯は空が担当にした。こうしていると恋人同士の様で甘酸っぱい。朝からこんなに幸せな時間が過ごせる自分は このまま死んでしまっても良いと思っているとぽたっと鼻血が流れた。危ない、朝からこんな事になるとは。 お昼、手作りのお弁当を友人に分けたりしながら空は楽しんでいた。俺の作った卵焼きも好評だった様で嬉しい。 自分が食べたお弁当も半分は愛弟弁当という事になるのだろうか…弁当とは良いものだ。 今日の晩御飯はお好み焼き。粉ものは家では滅多に出ないが、珍しくとても美味しかった。 5月※日 お昼休みに森海が喧嘩をしていた、慌てて同級生が止めに入り俺が一喝すると森海はそのまま出ていってしまった。 ばつの悪そうな表情で隣のクラスの生徒が走っていく森海と同級生を睨んでいた。どうやらその相手と何かあった様子。 そのまま午後の授業に森海は出ず、何があったか聞き出すタイミングも逃し何があったかは分からず仕舞いになってしまった。 綾瀬が部活に行く時間を割き、森海を慰めていた。綾瀬と目が合うと「気にしないで」といった表情でこちらを見返す。 変に割り込むのも悪く思い、そのまま部活へ行った。 あの優しく明るい森海が怒り、泣き出してしまう姿を見るとは。一体何があったのだろうか、ただきっとあんなに悲しい表情の 森海はきっと後にも先にも見ない様な気がする。一応の仲裁には入ったものの、結局何も知らずに事を済ませてしまうのは 森海にも申し訳なかった。空にもそれとなく聞いてみたが、知らない様子。友人のああいった姿を見ているだけなのは 少しやるせない。明日、森海に何があったのか聞いてみるべきだろうか。…部外者の自分がそんな事をしても良いのだろうか。 とにかく、明日は森海が元気になってくれる事を祈ろう。 今日の晩御飯はトマト鍋、最近の流行だそうだ。食べるのに抵抗はあったが、意外においしかった。 4月★日 今日は総合学習の時間で、日本の文化を何か選び体験も交えて一枚の結果にして発表するというものをした。2学期までに完成するように 少しずつするそうである。奥村、森海、綾瀬、俺、空の五人班。しかし、いざ一つに搾るのは中々に大変なものだ。 俺は日本文化なら剣道を、と推した。剣道の歴史等なら空や俺なら大体は心得ているし良いものが作れると思い提案したのだが… 森海は「遊郭の事がやりたい」と大声で推薦、きっと俺がこの時お茶を飲んでいたら吹いていた事だろう。何故、遊郭の事等 知っているのだろう。無論、綾瀬により却下された。 空は「和菓子を調べてみたい」という。和菓子…そういえば中々和菓子を食べる機会も無い。空は本当に甘いものが好きなようだ。 若干喰い気味で空に賛成したが、近くに和菓子屋も無く既に他のグループが題材にしていたために落選。 奥村と綾瀬は同じ意見の様で茶道を推薦していた。茶道…教養の一環として、大分昔に空と一緒に茶道の教室へと向かった事がある。 俺は結構好きだったのだが、空には余り口に合わなかった様だった。無論、空は「それならカステラが良い」と反論。 しかしカステラはポルトガルのお菓子だった。流れに乗じて「それじゃあ大奥の事をっ!」と森海も提案したが、気がつくと 何故かぐったりしていた。綾瀬は何をしたのだろうか。 結局、俺の出した剣道と二人の茶道が残る。奥村はどちらでも良いと譲歩していたが、綾瀬は譲れない様子。そんな気迫を受けては 自分も黙ってはいられない。丁度良い、ここで決着をつけても…と思った矢先にチャイムが鳴る。 この授業時間内に題材を決めないと先生によって、決められてしまうらしい。花より団子なのだろうか、結局茶道に決まっていた。 夏・秋の間にどこかの茶道教室やお茶屋へと出向き、実際にお茶を頂いてくる事になる。皆はお茶が好きなのだろうか。 そういえば学校には茶道部があったらしい。入学前に廃部になってしまった様だったが…。とりあえず、決まってしまったものは 仕方が無い。皆、パソコンが使えるそうだ、色々と調べてくれるのだろう。何となく、楽しみかもしれない。 今日の晩御飯は手羽先。実家から贈られてきたものらしい、初めて食べる味だが、美味しかった。 6月…日 空が携帯を新調した。俺の持っているものと同じ色でお揃いの様で嬉しい。携帯は、中学生になった頃からずっと使っているものである。 メールや電話にしか使っていないつもりだったのだが、何時の間にかすり傷や塗装が剥がれたりしており年季が入ってしまった。 空の携帯は小さく、元々青色だった携帯の色が半分白に変わっていたり時々メールが届かなかったり不具合もあったため 新しいものへと変えたそうだ。何でも、新しいのは撮影がとても綺麗にできるそうだ。試しに、と撮ってもらうと確かによく撮れている。 今度は二人で撮ってみる。携帯越しでも、空の愛らしさは色褪せない。画像を送ってほしいと懇願したが、直後に消去されてしまった。 今考えてみても惜しかった。今度空の寝顔でも撮る事にしよう。また、秘蔵空フォルダが増える事になるだろう。楽しみだ。 今日の晩御飯はちゃんぽん。最近は麺ものが多い、母が好きなのだろうか。しかし美味しかった。 7月・日 奥村が懐かしいものを一枚くれた。「妖怪けむり」というちょっとした玩具である。二本の指の先にシートに張ってある 粘りのある薬をつけてつけたり離したりすると、煙のようなものが出てくるのだという。かなり昔、まだ小学校にも行っていない ような頃に空と二人でやっていた記憶がある。本当に懐かしい。 奥村が実演してみると、確かに煙のような何かが湧き上がっている。森海や綾瀬も懐かしい様子でやっていた。 森海は「ぱにーにー、ぱにーにー」と言いながら煙をあげていた。奥村は全部の指につけてやっていると小指をつっていた。 そんな中で煙が教室中に巻き上がっているこの光景は、何と表現すれば良いのか。 瞬く間にクラス中に広まり、隣のクラスから頂戴してくる者まで現れていた。果てには担任の先生ですら懐かしんでいたりしている。 今日一日、学校はちょっとけむりブームになっていた。しかし、奥村は一人ひとりに配っており鞄を見るとまだ沢山あるようだ。 聞くと、銭湯の常連である駄菓子屋の主人が酔った勢いで全部差し入れしてくれたものだという。まだ家にも少しあり 使うに困っていた時に、学校で配るのを思いついたという。ひとしきり楽しんだ後、放課後の掃除には何だか埃のような 白いものが教室中に散らばっていた。奥村は逃げ出した様子である。妖怪けむりが校則違反にならなければ良いが…。 今日の晩御飯は冷やし茶漬け。とてもすっきりして美味しい、まだ夏は長いが体力が落ちないようにしたい。 6月~日 同級生の男子が電車通学中に痴漢に遭ったという話をしていた。今時は男も狙われるのかと正直驚いた。 「今は小さな子が好きな人もいるんだよねー」と奥村は何だか気軽そうに話す、どうやら奥村も一度だけされたそうだ。 ねっとりと腰に手をつけたまま、足までをぐにぐにと触れられ制服のチャックを外されそうになった所で ギリギリ駅に着き、逃げ出したのだという。男が痴漢に遭ってるとも言いにくく、そもそも狭い中で誰に触れられたのかも あまり分からないそうだ。それは怖い思いを、と周りが慰めようとしたが「それなら逆に感じちゃって、そのまま痴漢プレイ っていうのも良いよねっ」と森海と奥村は息を荒げていた。周囲の憐れみが一気に冷めるのを感じてしまった。 二人は特殊だから良いのかもしれないが、他の奴はきっと怖いのだろう。俺も気をつけなければ、特に空は優しいから… あの可愛らしく肉つきの良い双丘が、見知らぬ男の手で蹂躙される等…そんな事はあってはならない。ならないのだ。 これから帰りの電車でも注意しなければ。 今日の晩御飯は煮魚だった。時々味付けが変わるのは故意なのだろうか、しかし美味しい。 6月;日 「…んっ…はぁ…ご主人様ぁ…ぼ、ぼく…ご主人様のせーえき…いっぱいほしいです…っ。ご主人様のおおきいのから いっぱい搾り取りたくて…うずうずしちゃいます…。」 メイド姿の空が、荒々しく声をあげながら前戯を懇願する。俺の足元で長いスカートをたくし上げ、後ろの電子音と共に ブチュブチュと淫らな粘液音を出し犯されても、既に空は俺の精液が無いと生きてはいけないほどに身体の隅々に 俺を叩き込まれていた。 「…まぁ、最近は仕事も出来ているようだ。良いだろう。」 空の口の前に、自らの隆起したそれを差し出す。空は待っていましたと言わんばかりにそれに食いつき先端から根元までを 一気に頬張る。 「は…む……んっ、ちゅぷ…じゅるるっ…じゅぷぷ…っんっ…♪ごひゅじんしゃまのおいしいです…ぅっ♪」 しゃぶり、舌を様々な方向へと這わせ少し精液の臭いの残るそれをを甘噛みしながら射精を強く促す。途中ではしゃぶるだけでは 飽き足らず、口のピストン運動へと入り唾液と舌を強く潤滑させていく。 「ふんっ…空、うまくなったな。それじゃあ…もっと、その口の奥でご奉仕してもらおうか」 俺は空の頭に手をやると、そのまま奥まで一気に突き上げる。驚いたように空が騒ぐが、強く力をいれた手のせいで抜く事は 叶わない。喉の奥、ギリギリまで吸い上げやしゃぶりつきを繰り返しいつしか空は俺の腰に抱きついていた。 「はっ…んぅっ…。そんなに俺のここが大好きなのか…。」 「はいぃっ…♪らいしゅき…らいしゅきなのぉ…♪とろとろざーめんがないと、生きていけないれすぅっ…。」 先走った汁が、口内から溢れ出し空の顔を汚していてもそれでもさらに奉仕を続けたくも、段々と上手になっていく 手慣れさに我慢しきれず、空の口を固定する。 「それじゃあ、受け取れ。空の大好きな、一発目だ。」 俺は高鳴る快楽を一気に精液へと変換して、空の口内へと射し満たしてい―――― …という夢を見た。出し切るかどうかの辺りで終わってしまい、本当に悔やまれる。夢に出てきてしまうとは… 最近は確かにしてはいないが、本当は溜まっているのだろうか。あの可愛い空のメイド姿…俺のに奉仕している時の 上目遣いは卑怯なほど可愛い。久々に良い淫夢を見た、授業中に久々に眠ってしまったせいだろうか。 こんな夢が見られるならまた寝ても良いかもしれない。というよりいつかは実現したいものである。絶対に。 今日の晩御飯はしょうが焼き、空は丁度食べたかったと話しており満足そうな様子だった。 5月^日 今日は寒い、季節は初夏というのに肌寒く薄着の奴の足取りは重そうだった。家では空がしょうが湯を用意してくれた。 空の作るしょうがは少し甘めで蜂蜜やミルクが入っている。どちらかというとミルクティーのような色をしている。けれど 作ってくれた一杯はとても美味しい。何かあると、空は俺の事を気遣ってくれる。本当に良い弟を持った。 俺も何か返してあげられると良いのだが…。…よくよく考えてみれば、俺は空にちゃんと恩を返してやれているだろうか。 空には本当に弟として傍にいてくれて有難く思う。空がいるというだけで、俺は何でも出来るような気さえしてくる。 けれど、空自身がその事を喜んでくれてはいるのだろうか。確かめようと思ってみても、うまく言葉が出ない。 何だか今日は変に悩んでしまった、俺には俺の出来る事をするしかない。それが、空のためになるなら。 今日の晩御飯は餃子だった。嫌いではないが、今日は箸が進まない。家族の心配を押し切り早々と寝た。 7月¥日 今日は調理実習だ、メニューは煮込みハンバーグ。男子校だが、家庭科もあり勿論調理実習もある。 俺は奥村と綾瀬と同じ班になった。元々シチューを作る予定だったのだが、奥村がどうしても提案したのが煮込みハンバーグ。 好きらしい、もっと好きな食べ物が他にあった様な気がするが…。2時間の中で、俺はハンバーグ作りを担当した。 包丁は最も手馴れている綾瀬が、それ以外の俺たちは順々に担当を決めていく。ちなみに奥村はソース作りをしている。 綾瀬が野菜を順調に切っていく。大抵の事は出来る抜け目無い奴だとは前々から見ていて感じてはいたが まさか料理まで一通りできるとは。森海は長い付き合いだそうだが、何だか正反対にも見える。これは内緒だ。 「家でもよく作ってたりするから」淡々と話す綾瀬の手つきは鮮やかで綺麗である。料理が出来るというのは やはり良いかもしれない。切られた野菜と挽肉と卵を合わせながら混ぜていく。とても冷たい、手がかじかむが 他の奴と交代したりしながらハンバーグは完成した。奥村のデミグラスソースはもう少しで出来上がる頃に 「あっーつ~っ!!!」という森海の悲鳴が響き渡る。どうやらフライパンで火傷をしてしまった様だ。大丈夫かと 近くに駆け寄るよりも先に、綾瀬が森海の手を持って冷水で冷やしていた。速い、森海に介抱されながら冷水で冷やし 保健室へと運ばれていった。「友君、大丈夫かな?」森海と一緒の班だった空が心配そうに後姿を見つめる。森海も 今日の調理実習を楽しみにしていた、火傷が膨れており俺も不安になった。 「あ~火傷しちゃったみたいやねー。」煮込みに入っていた調理を続けながら、奥村も森海を見つめる。いつもと変わらない 明るい調子だが、奥村なりに心配しているのだろう。しかし、綾瀬はすぐに駆けつけ森海を連れて介抱していった。 一瞬だけだが、本当に不安そうに心配そうに真剣な表情で森海の元へと行く綾瀬は本当に森海の事を大切にしているのだろう。 今までずっと近くにいて接してきたが、あんなに気迫に迫った綾瀬を見たのは初めてだ。二人の行く姿を眺めながら 何故だか少し難しい気持ちになってしまった。どうしてだろうか…今でもすっきりとしないままに残る。どうしてなのだろうか。 全班の調理が終わった頃には、無事に綾瀬も森海も帰ってきていた。もう大丈夫と、心配していた空に明るく返事をかける。 綾瀬も安心したようで、班の元へと戻った。 「皆、ごめん。途中で抜け出しちゃって」申し訳無さそうに俯く綾瀬に、皆気にしないでと励ます。何だか疲れているようにも見えた。 そんな事がありながらも、煮込みハンバーグはしっかり出来ておりとても美味しかった。綾瀬も満足そうに食べている。 ちなみに空と森海の班はカレーだった。手当てされた薬指も気にせず美味しそうに頬張っていた。空も楽しそうだ。 美味しくできていたようで良かった。 今日の晩御飯は…と書きたい所だが、お弁当をしっかり持ってきてしまい食べたのでまだお腹が空いていない。 空も同じ様子で、後で食べる事にしている。今日のご飯は何だろうか。 4月」日 最近、校内で動物を見かける事が多いという。学校で部活や学校で飼っている生き物が何匹かいた気がするが…。 最初は犬が出たという話が多かった、裏門等によく現れるのだという。「可愛いなー」と空が会ってみたそうに話す。 それなら俺が犬耳をつけて犬になっても…そう話そうとした瞬間に空がじっと見つめていたので何となく止めた。 何かいけない予感がした、でもそういうのも良いものだ…俺が犬で空が飼い主…これはこれでいける。 犬を皮切りにそれから色々な噂が流れるようになっている。蜥蜴や鳩はまだ分かるような気がするが、猫や狸に 馬が出たとまで言い出す者も増えたらしい。馬がいたら誰かが気付きそうな気もするが…。 最近は「御咲学園七不思議」の一つとして語られてるらしい。動物なら可愛いものだから、別にいても構わないような気も するがただ、俺も一度だけ狸は見た事がある。部活の休憩中に、あのふわふわの茶色い毛や顔つきは真っ当な狸だったはず。 昔は家の近くでは買い物途中に狸が出たりしていたと母から聞いた事もあるが、ピンポイントに学園に出入りする理由も無いはず。 とりあえず、もう一度だけ何かしらに遭遇してみたいものである。熊が出てきたりすれば歓迎したい。 今日の晩御飯は海鮮丼、魚が安かったのだという。とても美味しかった。 5月/日 外に出ると少し蒸し暑い今日。夏は近いと感じさせる今日は、同級生達は皆制服をはだけていた。 この時期になっても、学校の自販機は暖かい飲み物が並んでいる。つめたい飲み物一色になるのは6月からだそうだ。 「こんな日に熱々のココアとかコーヒーだけなんてやってらんないよぉ…」森海は弱々しく呟いた。 今日は急に暑くなってしまっただけで、明日からはまた少し涼しいそうだ。 昼休みになっても教科書で扇いでいる森海があつー、とまた呟く頃に大きな声で廊下から売り文句が飛び出す。 「つめたいのみものー、つめたいのみものは要らんかねー。今日みたいなぎょうさん暑い日には冷たいものが一番や~!」 小さなクーラーボックスを下げながら教室に向かって飲み物を売っていた。あれは…確か隣のクラスの…名前は分からない。 けれども以前に穂海と一緒にいたのを見た事がある。染めた髪がかなり目立っていた。 「はいはーい、つめたいの頂きますっ!こーるど、こーるど!」森海が早速飛びつき、ジュースを買い走る。他の奴らも 群れを成して買い求めていた。 「待てや待てって、1人1本ずつやからちゃんと並んでな」そう話す割りに、大分法外な値段で売りつけていたのを覚えている。 細かい値段は忘れてしまった。しかし臆する事なく、森海は飲み物を購入していた。 「ん…ごくっ…ごくっ…ぷぁっは~♪やっぱりこういう時は冷たい炭酸だよねー」生き返ったと言わんばかりの 満足そうな表情をしながら、飲みきった頃には何であんな値段で買ったのかとショックを受けていた。 空も奥村も何だか困惑した表情である。ジュースを売っていた奴はいつの間にかいなくなっていた。 飲み物を詰め込んで売るとは、教師にでも知られたらかなり危なそうだったがこれ以降その男子がジュースを売る所は 見なくなった。何故だろうか。 今日の晩御飯はパスタ、ミートソースだった。空も手伝ったという、美味しい。 6月~日 今日は休日、奥村に誘われてゲームセンターへと行った。空も一緒誘われたという、行かないわけにはいかない。 奥村は麻雀ゲームが得意なのだと語っていた。後ろで見ていると、確かにかなり上手に役を揃えていた。 すごいといえばすごいのだが、どこか彼の将来に不安を感じる。空も一応やってみたが、リーチも難しく 俺は一つも揃わなかった。麻雀とは難しいものである。 空はUFOキャッチャーが好きだ、よくだらりとした熊のストラップを集めている。俺も何度かとった事はある。 別のストラップをとり、空にプレゼントしたらとても喜んでくれた。喜ばしそうな空の笑顔だけで、俺は ご飯3杯はいけそうな気がする。奥村がにやにやとと後ろで細く笑んでいたがとりあえず俺は幸せだった。 その後は上の階でボウリングもした、もちろんスコア対決である。ボウリングは久々だが、負けるわけにはいかない。 今日こそ空に勝ち、兄の威厳を見せると強く誓った。 しかし二人共ボウリングは上手な様で1ゲームでスコア140を出していた。俺は120で僅かに及ばず。 結局スコア240で空が勝利していた。何故かボウリングだとうまく力が出せない…奥村にも負けてしまった。 これは運動神経の問題では無いのだろうか、何か…手の捻り等なのか…。 帰り、ファーストフードでボウリングの事ばかり考えていると空に心配されてしまった。次の勝負では必ず勝ってみたい。 一度、あそこに練習に行ってみるのも良いかもしれない。 今日の晩御飯は味噌ラーメン、野菜があれこれ入ってかなりのボリュームだった。とても美味しい。 4月%日 そろそろゴールデンウィークも近い事もあり、周囲では連休の予定を立てている者が多かった。中には宿泊を 計画している者もいた。俺はゴールデンウィーク中も稽古に費やす予定だ。空もいくつか出かける予定は立てているものの 大体は同じく練習を共にすると思う。この時期、胴着は少し蒸れるが好きでしている事でもあるし何より楽しい。 あまり苦では無い。元々そんなに乗り気では無かったのかもしれないが、それでも今は剣道に出会えて良かったと 思っている。精神的な支えにもなるし、何より空と一緒に何かができるというのは格別に喜ばしい事でもある。 何かをひたむきに究める事が自らのアイデンティティにもなっていると信じている。…過信すぎだろうか。 時々謙虚さに足りないのは自分でも気がついたりする、精神的にもさらに鍛えなければ。 森海は一ノ瀬や綾瀬との外出を計画している様子だ、奥村は予定を組んではいたものの銭湯で ゴールデンウィークのフェアをする事になり忙しくなってしまうのだと涙ながらに語っていた。 皆、思い思いに楽しめると良い。遇には、連絡でも取ってみようかとも考えている。 今日の晩御飯はカレー、少しお風呂に長く入りすぎてしまった。気分が悪くなる前に寝てしまおう。 4月’日 最近、教室のロッカーの盗難事件が増えているそうだ。2、3年生が被害に遭っているらしく既に十数件が 起こっていると担任が話していた。2年1組でも数人のジャージや小物が盗まれている。 不思議なのは何故か金品や高い品物は盗らないそうだ。隣のクラスでも同様の盗難が起こっていた。 穂海の下着が盗まれていた。何か危ない意図したものを感じられるが、犯人は掴めていない。 ただし1年生の物品は盗まれていないため彼らを中心に、教師が犯人を捜しているという。 学校でもロッカー用の鍵を希望者に配る予定でいるとも話していた。盗難事件等、今まで滅多に 聞かなかったが…何故服ばかり盗まれているのだろうか。部活等にも被害が広がるかもしれないと 話していたため、剣道部でも戸締り等を強化する事にした。何にしても、盗んだとしても満たされるものは 少ないだろう。時間が掛かっても良い、犯人にはいつか名乗り出して欲しくも思う。 今日の晩御飯はグリーンカレー、母がレシピを貰って作ったのだという。緑色のカレーは初めて口にするが 辛口で中々美味しかった。空はあまりスプーンが進んでいなかったようだが…。 7月)日 森海がタンブラーに飲み物を入れていた、中身はハーブティだ。確かに少しだけミントの香りがする。 最近の流行りらしく少し遠くまで行き購入する事もあるそうだ。「ホントはホットで飲んだ方が 美味いんだけどね、こう暑いとさー…」こうして香りを嗅いでみると良い物の様な気がする。 しかし、森海がハーブティを好くのは何だか意外というか…少し意外だった。普段の様子から想像が つかないが以前にピアノが上手だとも聞いた事がある。本当は色々と暗にしているのだろうか。 綾瀬も裾分けしてもらったようで、同じくタンブラーを持っていた。中身はレモングラスというものらしい。 香りはレモンの様に酸っぱい。レモングラスとはそういう事なのだろうか。 ジュースは滅多に飲まない、大体緑茶等である。ハーブティも一応抽出したものだそうだから お茶になるのだろう。何か機会があれば飲んでもみたい。 今日の晩御飯は鮪茶漬け、空の考案したレシピらしい。空の作るものはどれも美味しい。 6月ー日 今日は、最悪の日だ。くだらない事で空と喧嘩をしてしまった。今日の学校でも、いつもの様に 空に抱きついていると何故か空は浮かない顔をしていた。何かあったのかと聞くと、怒った表情で出ていってしまった。 帰宅後に、俺の部屋でその事をまた問うてみたのだが…。 「兄さんてば、最近抱きついたりとかそういうの多すぎ!ぼくだって…もう小学生の時とかとは違うんだから… やめてとは言わないけれど、せめてそういうのは家とかでだけにしてっ。」改めて書き起こしてみても ショックだ、言われた直後はさらにショックなものである。急に怒らせてしまった様で…確かに最近は 多かったような気もする、日常的にしている事だったためにあまり分からなかった。謝ってはみたものの 空は何だか納得しきれていない様子で…。「悪いとは思っている」と話しを持ちかけてはみるものの 「前の時だってそんな事言ってたじゃない、もう兄さんそういうのばっかり!いい加減にして!」 …つい、その時俺も腹に据えかねてしまった。別に俺だって空を困らせようとしてそんな事を したわけではない。無論、空が可愛くて…元々は俺の責任だったのにその時俺は急に頭に来てしまった。 「俺だって別に嫌がらせがしたいわけじゃないんだ、そんな言い方無いじゃないか!」 急に怒鳴るようにまくし立てた直後に、自分ではっと気付く。けれど、その頃にはもう遅かった。 空は捨てゼリフのように、「馬鹿」と言い放つとそのまま俺の横をすり抜けて自分の部屋へと篭ってしまった。 一瞬、一瞬だが確かに覚えている。あの時の空は、泣いていた。 それから、何度も空の部屋を訪ねているが返事は一向に来ない。鍵をかけられた扉一つを境に完全に別れてしまっている。 扉に耳を澄ますと、泣いているのが聞こえる。空の泣く声だ。俺は、今は本当に悔やんでいる。今更 後悔をしても遅いかもしれない…あの時あんな風に感情的にならなければ…。自然と溜息も出ない。 空がいないと何故だか何もする気が起きなくなってしまう。もう寝る時間だというのに不安で眠気等 一気に吹き飛んでしまった。とにかく、今は空に謝らなくてはいけない。未熟にも感情的になってしまった事も 空を傷つけてしまった事も。何より、明日は気をつけなければ。無闇に抱きついたりするのはやめておこう。 …明日はどんな顔をして空に会えば良いのか。起きる時間も、朝食の時間も、通学も、クラスも一緒だというのに お互い顔を合わせない等絶対に不可能である。…明日の内に、話し合いをして仲直りしなければ。 一日だけでもこんな不安なのに明日こういった状況では身体が持たない。 今日の晩御飯はたこ飯だったが、まだ食べていない。食欲も出ないのだ。早く明日になれと 今日はとりあえず眠る事にした。 6月(日 今日は朝から気分が優れなかった。今日、起きてから空にどう謝ろうかずっと悩んでいた。 とにかく、顔を合わせなければ仕方が無いと思い空の部屋へと向かったが…空は、既にいなくなっていた。 母親に聞くと今日は早めに朝食を済ませて先に行ってしまっていたそうだった。出遅れた、これは自分が 思っているより空の心境は深刻なのかもしれない。俺も、早く朝食を食べ学校へと急いだ。 空は、まだ数人しか来ていない教室で一人寝ていた。どう声をかけたものか、とにかく話さなければ。 「空…」俺の掛けた声に微動だにしていない。大分、怒っているようだった。…きっと、俺がここにいても 仕方が無いと思いその日は剣道場へと向かい朝練を行った。上手に、竹刀が持てない。気持ちが乱れているせいだ。 こんな状況ではまともに何一つ出来ない。今日一日、こんな調子なのかと思うと自然と暗い気分になっていた。 授業中、ずっと空の様子を見つめる。いつも変わらない様子で、休み時間も森海達と楽しそうに話していた。 いつもと同じ、優しくて可愛い空。けれど、一つだけ違うのはやはり俺と目が合うと俯きとても悲しそうに逸らす。 どうしてそんな表情をするんだ、そんな顔をされたら俺も近づく事も出来ない。何か、また空を傷つけてしまいそうで。 空…こんな風に喧嘩別れしてしまう事など、きっと数えるほどしか無かったと思う。いつも、俺を慕ってついてきて くれた空が…あんな風にふと目線を逸らし眉をしかめる、きっと長く共に居て初めて見る表情だ。俺は動揺を隠せない。 一日、俺はどうしようもなく空の事で頭がいっぱいだった。 昼休み、また空は早々と先に行ってしまった。昼になるまで機会を逃してしまったが、今度こそ謝ろう。そう思い 走り出した時「ツッキー、ちょっといいかね~?」奥村が笑いながら声を掛ける。「すまない、今急いでいるんだ。 後でも良いか?」とにかく、空を追いかけなければ。俺には、空がいないと駄目になってしまいそうで。 「いやーさー。何か、今日赤峰兄弟は珍しく一緒にいなかったから喧嘩でもしたのかなーって。」かなり的確に突かれた。 俺は、返す言葉が無かった。 奥村に奢ってもらった緑茶の缶を片手に昨日から先ほどまでの事を一通り話し相談した。俺はどうすれば良いのか。 謝ろうとは決めていたものの、話をしている内に何となく気付く。自分でも迷っていた。この先、空に何と言えばいいのか。 奥村は少し考えた様子で「ツッキーはさ、ちょっと考えすぎんよー。空っちも何となく一日中暗そうだったし きっと昨日の事後悔してるんじゃないかな。だから、ちゃんと気持ち伝えれば大丈夫っすよ」 そうか…空もいつもみたいに振舞ってはいたが、やはり昨日の事をずっと抱えているのか。…何だか、気持ちが軽くなった。 奥村に礼を言うと、俺はそのまま教室へと向かった。後ろで「どういたしまー」という奥村の声が聞こえた。 部活中もずっと顔を合わせず、帰りも空は先に行ってしまった。けれど、やる事はただ一つだ。家に帰ると真っ先に空の 部屋と向かう。ノックをすると、空の「どうぞ」という小さな声が聞こえる。鍵はかかっていなかった。空が俯き気に こちらを見つめる。「…空、昨日は本当にすまなかった。俺とした事が、つい気持ちが先走って…。もう、空が 俺に触れられるのが嫌なら、もう金輪際そんな事はしない。だから、今は空の気持ちが聞かせてほしい。」 率直に言えるだけの事を話した。空に届いているか不安だったが、空は静かに顔を上げた。 「…ううん…ごめんなさい…昨日は…兄さんに怒られるなんて久しぶりだったから…。ぼく…兄さんから一人離れできて ないみたいで、ちょっと子供っぽいような感じがして…兄さんに昨日抱きつかれた時にふと思ったんだ…ぼく… 一人だけ子供っぽいような気がして…兄さんはもしかしたら気付いてないかもしれないけれど、ぼくだってそういう コンプレックス…あるんだよ…。でも、だからって…兄さんに八つ当たりなんて…ぼく…最低だよ…」 空は泣き出してしまう、顔を赤くしたまま涙が零れている。俺は今日誓った事も忘れて身体が動いていた。 「兄さん…」泣き出したまま、抱きついた腕に空がしがみつく。泣きじゃくった顔に声を掛けると そのまま柔らかく唇を包んだ。空も一瞬驚いた表情をしながらも、ずっと優しく交わしていた。 今日は珍しく、空の部屋で一緒に寝る事になった。仲直りのお祝い…なのだろうか。とにかく俺にとっては喜ばしい。 電気を消すと、暗闇の中でお互いを見つめた。久々に、色んな事を話した。最近のことも、昔のことも。 「ねぇ…兄さん。ぼくたちが最後に喧嘩した時って…覚えてる?」ふと、空がそんな事を聞いた。正直、あまり 記憶にない。大分昔の事だった様に思う。「僕達が、まだ小学校に入ったばかりの頃…何で喧嘩しちゃったのか 実は僕もよく覚えてないけれど…でも、きっと昨日みたいにふとした事で喧嘩しちゃったんだろうなって…」 …ああ、そうだったかもしれない。確かに、俺たちが小さかった頃…。「ふふっ、次に喧嘩するのは何年後 なんだろうね。」そう意地悪な話をする、けれどそんな空も可愛い。「もうあと10年は御免だ。いつもこんな事が あったら身体が持たない。」本当だ、昨日と今日だけでもこんなに辛い時間は他には無い。そんな俺を見つめながら 空がふふっ、と笑った。「うん、ぼくも兄さんと喧嘩するのはしばらく良いかなっ。…だから、また喧嘩する時まで ずっと仲良くね、兄さんっ。」空がそう話しキスをする。空の柔らかい感触に応じるようにまた唇を重ねた。 こうして何年かに一度の、俺達の兄弟喧嘩は幕を閉じた。慌しい一日だったため、次の日に書くことになって しまったがとりあえずは無事に仲直り出来、本当に良かった。今日からはまた同じように一緒に出かけ いつもの様になれ安心している。…この日記を見られたら、また空を怒らせてしまうだろうか。 どこか隠し場所を考えないといけないかもしれない。…とりあえず、今日は眠る事にしよう。 明日はどんな一日になるのだろうか、楽しみだ。 ちなみに今日の晩御飯は、ハンバーグ。空が作り母が手伝ったのだという、とても美味しい。 スクボの子達の楽しい日常が伝わる とても素敵な小説でした!!! 自分が描いてきたキャラクターを ここまで表情豊かに描いてくれて 本当に嬉しく思います>< Tomocchi様 どうもありがとうございました!!! ◇ゲストコーナー Comment(1) TrackBack(0) Top↑ 2011.06.02 Thuバレンタインデー〈R-18〉
山田太郎様がバレンタインデー記念ということで
朔×つばさ という 今までにない組み合わせの小説を書いてくださいました!! ※R-18注意※ 《つばさ視点》 町を見渡すと電飾が賑わっていた。 僕は遠くの町までチョコを買いにやって来た。 初めての贈りもの故にどれがいいのかわからず、買い物が済んだ時刻は深夜近くなっていた。 電車で帰宅する予定であったが、 運行停止にありタクシーで帰ろうにも残金は千円と少しばかりしかなく歩いて帰ることになった。 一時間ほど歩くも自分が知っている住宅街ではなくどんどんと辺鄙な所へと。 移動しているときにも違和感を覚えており、 人に地区を訪ねようかと思案した、だが口下手のために勇む心がしずみ現在に至る。 (一時間もあれば帰れる、よね……)と、思った自分がうらめしい。 街灯の賑わいも蛍の光ほどの輝きしか照らしていなかった。 (こんな事ならお父さんに迎えに来てもらえばよかった) 鼻をずるずるとしながら、また歩いた。 歩くたびに人の輪郭が薄くなっていった。 こっちの方向じゃないかもと思ったが、今更回り道をするのもあれだったのでそのまま歩いた。 途中に公園があった。 (少し休みますか……)と思い、公園で休息することにした。 「はあ……やっぱり誰かに道を尋ねればよかった」と、ブランコに座ってゆらゆら揺れながら愚痴を呟いた。 膝上のカバンから携帯を取り出して時計を見ると補導されてもおかしくない時間だった。 このまま惰性で歩いても帰路につけないと考え、誰かに尋ねてみようと誓った。 「あの」 「ひゃっ、は、はいっ」 素早く見返ると黒いコート着た少年がいた。 背丈は同じ位だが全体的に自分より線が細く羽織っていたコートが大きいため幼さを強調させていた。 肌は淡黄色でくっきりとした目鼻立ちをし、ドドメ色を湛える双眸である。 (い、今の声聞こえてしまいましたよね) そう思うとカアアと顔が変色したのが分かった。相手はくすくすと笑っていた。 「あの、な、何か?」 「いえ、こんな所でどうしたのかと思いましてねえ」 話し方に品位があった。相手はお金持ちの息子だろうか。 「その、それがその。ま、迷ってしまいまして……」 この齢で迷子だなんて思ってバカにされないだろうかと思い、ぼそぼそと喋ってしまった。 「県外の方ですか?」 「……多分違うと思います」 多分と付け加えたのはここが自分が最初に商品を購入した地区であるかどうかが疑わしいからだ。 相手は僕の話しを聞くと顎を人差し指と親指で支え、探偵のように考え込んでいた。 すると「ついて来てください」といって、相手は踵を返し歩き出した。 冷徹に言われ不安が混じったが (ここにいても仕方ないですよね。それに自分から聞いておいて無碍にするのもなんですし)と、 自己を鼓舞し相手の影についていくことに決めた。 十分ほどで工場についた。 見ると、少年は鍵は壊れているのであろう職員用の裏口から中へ入っていった。 そのあとについていこうと思ったが(こんな所に入っても大丈夫でしょうか……)と、 悪いことをしている気がして踏み足に躊躇が残った。 しかし頼る相手もいない今、ついて行くことしかできず、工場内にお邪魔した。 「あのー……」 ギイイと耳に障る音が室内に反響し、周辺には大きな機械と鉄が散乱していた。 そこらあたりから錆の臭いがぷんぷんと漂い、鼻腔を刺激した。 仄暗く詳しくはわからないが最近稼働した形跡はなく工場そのものは死んでいた。 少年はどこに行ったのだろうか工場の奥まで進んできたが輪郭をも現さない。 「ここにもいない」 (いったい、どこへいったのでしょう) 外の寒さがしのげるといってもこんな所にいては帰れる見込みがない。 相手の好意を無碍にするのはいたたまれないが、あの少年が姿を現さないならばここを出ていくしかない。 踵を返そうとしたとき「こっちですよ」と、声がした。 その声のするほうに向かって歩くと豆電球がポツンと光っており、その下で少年がパイプ椅子に座っていた。 「ここにいたんですか」 相手は椅子から離れ僕の正面に直立して、顔を覗き込んだ。 「あ、あの。どうかしましたか?」 「かわいいですね」 予期しない言葉に驚いたが、すぐに愛想笑いを取り戻して「ありがとうございます」と、返答した。 「名前、教えてくれますか?」 「つ、つばさですけど」 「つばさ君はどうして僕の後についてきたんですか」 「ど、どうしてといわれましても……」 出会い時とは違い、馴れ馴れしくすり寄ってくる。 「誘っているんですよね?」 「なんの事ですか?」 「あくまでとぼけるんですね」 そう言うと、彼は手で布越しに股関をさすってきた。 (なんなんですか、いったい) 「やめてください」と、我慢ならず相手を突き放した。 彼は数歩後ろへよろけたがすぐに体勢を立て直して僕をニタニタした顔でうかがっていた。 「もう、か、帰ります」 「帰しませんよ」と言って、手首を掴んできた。 「は、はなしてださい。大声だしますよ」 「大声出しても結構ですよ、困るのは貴方でしょうから」 「どういう意味ですか……」 「こんな時間に学生が外でうろちょろしているんですよ、わかりませんか?それにご両親の迷惑にもなりますよ」 そう言うと、彼は顔を近づけてきた。鈍い僕でもわかった。 「やめてください」 いやいやと顔を左右に動かして反抗した。 「その可愛い顔が嫌がってるのを見るとますます欲しくなりましたよ」 不敵に笑い、少年は自らの身体を密着させてきた。 「つばさ君が僕の手でこれから嬲られると思うと」と、彼はいって僕の股に股間を擦りつけてきた。 「ひいっ」 ゴリゴリと抑圧的に部位を押し当てられた。彼はニヤニヤ笑いながら腰を突っついてくる。 「いい子にしてくださいよ。僕を怒らせないほうがいいですからね」 彼がそう言うと初めて彼に恐怖した。 その恐ろしさは脳髄から背骨へ、ここから肉体のあらゆる箇所に襲いかかった。 足はガクガクと硬直して動けなくなっていた。 彼は腕で顎を抑えて唇舐めてから犯しはじめた。 なんという恥辱感であろうか。 潤滑剤のごとく唾液を含んだ舌先で唇を濡らして侵攻しようとしていた。 惨めな思いはたくさんと思い歯と歯を固く閉じ、反抗した。するとベルトを緩め下着越しに触れてきた。 (いやっ、やめてください……) 技巧恐ろしく、指の感触が一本ずつ異なり玉袋を強弱を込めながら揉みあげてきた。 けっして竿を触ることなく欲を誘う。そして下着越しではあるが手の温さを感じ取り、 はじめて他人の指で刺激され興奮を覚えてしまった。 「閉じなくていいんですか?」」 緩んだ歯と歯の間に舌根を差し込んできた。ヌラヌラした舌が口壁を削り落とし、 舌で追い出そうものなら舌を絡めて唾液を送り込んでくる。唾液は苦く、 飲み込んでも飲み込んでも注ぎ込んでくる。何度も何度も執念に口腔と股間を嬲られ膝が崩れかけた。 彼は唇から舌を抜き出して「情けないですね、つばさ君」と、嘲り笑う。 「……もう、いいでしょう」 そう言っても彼はまた唇を強引に吸い尽くしてきた。 「つばさ君のこれ、凄く温いですよ」 竿の先まで掌で撫でこすられる。 「氏素性も知れない人に触られてこんなになるんですねぇ」 大きく円を描くようにゆっくりいじめ扱われる。 嫌悪感が、羞恥心が、肉体を襲うが、感奮がそれを上書きし、抑え切れない劣情を覚える。 はじめて他人という存在に触られる、それだけで錯覚した興奮を抱いてしまっていたのだ。 《朔視点》 朔は公園にやって来ていたつばさ少年に興味を覚えた。 大きな瞳に不幸を背負ったような八の字眉。健康そうな色の肌にふっくら感の残る童顔。 背丈は自分と同じくらいであり、寒さのためか猫背気味であった。 こんな時間に町に少年が出歩くことは珍妙ではない。 しかし、優等生的に着こなしているさまを見ると現在の時刻、こんなところにいるのは不思議であった。 塾の帰りかと思案したが、学生服が湿り気を帯びていたため長時間外出していると思った。 数週間前にユウヒという少年に自分の使い魔を打破され,新たな生命を召喚する媒体に少年の精が必要であった。 声を交えてみると、推測通り相手は優等生であった。 しかし、賢い訳ではなさそうだ。教職員に好かれるといった優等生であろう。 動作は緩慢で鈍くて、ぼそぼそと喋り、今まで誘ってきた少年の中では弱虫さを表していた。 (この子なら使い勝手がよさそうですね……) 今まで警察の厄介にならなかったのは魔法ではなく、この眼力のためであろう。 このような少年は性的な事柄をあまりよしとせず、忌避する傾向があるからだ。 性事情に関わらない、性は汚いものという価値観を抱き続け、快楽から離れて日々を過ごし、 性との付き合い方を学ばずに過ごす。 だからこそ性に纏わり付く快楽に従順になるのである。 思った通りの子であった。接吻をしただけで弱々しくなっていた。 初めてなのであろう。顔に色が浮かびあがり、甘ったるい匂いを醸成させていた。 他人の欲を誘うように喉から息を漏らしているではないか。 「どうですか、つばさ君」 「い、いやです――や、やめてください、おねがいしますっ」と言って、顔を下ろし股ぐらを閉じる。 「気持ち悪かったですか?」 股を鷲掴みごりごりと荒くもみあげる。唇をぎゅっと締めて声を我慢しているさまは娼婦のようであった。 摩り方を少しアレンジすると眉をひくひくと動かす。初々しさが加虐心を燻る。 「こんなこと週に何回しているんですか?」 「こ、こんなこと駄目ですよ」 「でも自分でこうやって抜いているんでしょう」 竿を上下に運動させ、耳横から仕掛けると「う、うう……」と抑制できない声をもらした。 「ほら、週に何回しているんです?」 「わかりません、そんなこと……」 「わからないくらいやってるんですか」 「ち、違います――ああっ」 下着の中へ掌を侵攻させた。股間のものはピーンと直立しドクドクと脈々に血液が通っていた。 亀頭は膨張しており、少し皮を被ってはいたものの少年的な雄弁さを醸し出していた。 鈴口から垂れだしたカウパー氏腺液は竿を玉袋をも濡らしていた。ヌメリとした粘液を掌で掬いあげて再度液を垂れさせる。 この滑りが竿と亀頭による快楽をスムーズに抽送することができた。 「子供のような性器かと思ったら、なかなか大きいようですねぇ」 下着越しでもおおよその形は理解していたが、生で触れるといっそう太く感じる。 皮は被っているみたいですがと嘲笑してみると 「すいません、んっ……はぁ、うう……」と言って、従属的に変様していた。 彼の中の道徳的価値観が瓦解し淫らなものが暴露していた。 品位・品格は下落し、卑しさだけを求めて腰を動かす。 ゆっくりと撫で擦ると、飢えた獣のように両手を手の甲の上に配置し動かそうとする。 その姿は醜くとても卑猥であった。 受動的であった姿はなく、能動的に求めるとは、ここに男性という性を感じ取った。 《つばさ視点》 するりと掌が抜けだした。 絶え間なく、容赦なく襲ってくる欲求に為す術がなく淫らに求めた。 接吻をしてきたので舌と舌を拙いながらも絡めてみた。熱気が口の中に泡のように溢れさせる。 体に別の次元から加味され、揺れ動く欲を生産させるのである。 彼は手馴れた様子で僕の下着を脱がしていた。恥ずかしさが舞い戻ってきて股を締めると 「ほら、さっさと股を開いてください」と言って、そそくさと脱がされた。 「……やはりブリーフでしたか」と言った。 一瞥をくれ「すごく膨らんでいますねぇ」と言った。 「ううぅ、見ないでください……」。 彼は突然「つばさ君の汚いコレ、舐めてあげましょうか?」と、 下着のうえから肉棒を親指と人差し指で掴みあげながらそう言ってきた。 (な、舐めるって……) 決して自分ではできることない行為である。 好奇に心奪われたいま羞恥心を捨てて頼もうかと思ったができない。 「い、いや。いいです」 「何故ですか、もしかしてしゃぶってもらったことあります?」 「ないですけど……」 「君みたいな子、ここで経験しておかなければ一生縁がないんですよ」 彼は下着の前に膝を屈し「ふふ、臭いますねぇ」と言って、見上げ舌なめずりをしていた。 電子媒体で見たことのある構図であり、肉眼で見るとその生々しさには拍車がかかっていた。 (どんな感触なんでしょう) 慎まなければならないと思ってはいるが好奇心が肉体を扇動する。 「お、おねがいします……」 「もっと卑猥に」 「そんな、もう」 「ほら、コレ、もっと気持ちいいんですよ」 舌で舐める動作をしている。 「でも、どうやって言えばいいのかが」 「コレ、つばさ君はどう言うんですか?」 そう言って、僕のものを人差し指でかい撫でる。その姿は妖しく大人のようであった。 「お、おちんちん、なめてください……」 カアアと自分の顔が過熱する。彼は意地悪く「もっと下品に言ってくださいよ」と要求してきた。 陵辱感を倍加させられる。しかし言わなければと思い振り絞った。 「……ちんこ、舐めてください」 「ふふっ、この汚いもの舐めてあげますよ」 彼は唇をブリーフに押し当ててきた。 下着の中の肉棒を口唇で微弱に抑えつけ、刺激を与えられた。 顔を大きくうねらせ鼻尖・口唇とを使い分けていた。 鼻尖は固くて、漏出する鼻息が荒く温さが伝わり、上唇と下唇をかるく開き甘く噛みたくる。 ごりごりとした刺激がたまらない。 「んっ……あぁ……もっと」 「つばさ君のブリーフ、濡れてて臭くて最高」と言って、彼はべろを露出させた。 「あああっ!」 凶暴な快楽に腰を無意識的後ろへ引いた。 「んもちい、んっ……ですね、んっ」 ねっとりと赤舌は陰茎を貪り形沿いに這い暴れる。 その度に腰が逃げようとするが少年は臀部を片方の手で無理矢理押し上げる。 「んっ……んんっ……はああっ……」 「性器の形が浮かび上がってきましたね、んあっ」 眼下の光景は妖艶であった。睫毛の長い少年が自分のブリーフを舐めまわしている姿。 肉棒を囲繞する唾液はテラテラといやらしさを演出しており下着は何度もねぶられ、 薄っすらイチモツの輪郭をなしていた。 その輪郭を暴力的にまでねぶられる。 「いやぁ、で、でるっ……ん、駄目、駄目……」 「氏素性の知れない人の舌で射精するなんて、変態さんですかね、ふふ」 「すいません、でも、でもぉ……」 「つばさの小汚い性器」と言うと、腹部にまで直立したペニスを二指で彼の正面に向け口腔に含んだ。 「ひいいっ、いあ、いいい」 柔肉がペニス全体を包みこまれる感触は腰が砕けそうであり、肉壁が亀頭を撫であげた その都度ジュルッと淫猥な音がし耳穴までも興奮した。 (僕のちんちんがす、吸われてっ) 「でます、でます、ああ、んんんっ」 急激なバキュームがペニスに襲いかかった。 「ああああっ、いや、いうっ――」 亀頭が破裂したような感覚とともに精液が溢れ出した。一人でする時の吐精感とは比例できない悦楽であった。 その感覚は欲望が脳および脊髄へ運ばれ腰部へ落下し、 そこから睾丸、陰茎へといったて射精した。それは意志的ではなく無意識的に排出されたのであった。。 彼は「ッ、ンンッ……」と言って、彼はそのまま亀頭を絞りあげた。 吐精後の余韻に浸ることもできず快感が襲ってくる。 「はぁ、ああ、……す、すわないえぇ……いいっ」 管に詰まっている精液を汲み取るようなフェラであった。 「……ンアッ、ッ」 彼は少ししてからぱっくりと口穴を開き愚息を吐きだした。 「んはぁ、はっ……っ……っぁ」 「んんっ、たっぷり出しましたねぇ……」 眼下には汚濁した下着と美少年が妖艶な視線を放っていた。 朔くんド変態じゃないすか・・・!!! ・・・本当安定の変態キャラですねw しかしこの組み合わせは自分でも考えたことがなく 読んでいて新鮮味があり 自分ではとても描けないものを山田太郎さんに書いて頂き 本当に嬉しく思います!!!! 素敵な小説をどうもありがとうございました!!>< ◇ゲストコーナー Comment(1) TrackBack(0) Top↑ 2011.06.01 Wed【宣伝】スクボ立志伝!
![]() スクボ立志伝! てなわけでw なんとゲストコーナーにてイラストも描いて頂いているラヴィルさんが ニコニコ動画にて 太閤立志伝Vというゲームにスクボのキャラクター達を登場させ 動画を投稿して下さいました!! ストーリーは 戦国時代にスクボのキャラ達が迷い込み戦い抜く!! という感じでいつもとは一味違う?友君達が見ることが出来るかもしれません!w ◆目次◆ ・第一話 ・第二話 ・第三話前編 ・第三話後編 ・第四話 ・第五話前編 ・第五話後編 ・第六話前編 ・第六話後編 ・第七話前編 ・第七話後編 ・第八話前編 ・第八話後編 ・第九話 NEW!・第十話 | |
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